●読売新聞記事本文より承諾を得て抜粋したものです。
99/01/09 東京夕刊 スポーツ面 05段
寒さ本番、冬を楽しむ ウインタースポーツ花盛り
 冬本番を迎えてウインタースポーツが花盛りだ。本格的な競技もあれば、町おこしを兼ねた、だれでも楽しめるユニークなものまで様々。各地から雪上、氷上のスポーツを紹介する。(志賀克也)

 ◆クロスカントリー 雪が作った道、自然感じ歩く
 クロスカントリースキーは、各地でいくつものレースが開かれるが、競技とは別に山野を散策する楽しみ方もある。

  写真=妙高高原でクロスカントリースキーを楽しむ人たち(水平さん撮影)

  川崎市の会社員、水平知(さとる)さん(43)は学生時代、クロカン選手だったが、背中のけがで選手生活を断念。スキーから離れて20年あまり、何か運動しようと思い立ち、再びスキーを履いた。

  「風で揺れる木々や、積もった雪が枝から落ちる音に耳をすましながら、夕日に赤く染まった雪を滑る。そんなスキーをいつかやってみたかった」

  うっそうと茂った雑草を雪が覆い隠す冬には、夏場には遠くから眺めるしかなかった湖や沼へも、スキーで容易に近づくことが可能になる。「雪は道なき所に道をつくってくれる」と水平さんはいう。

  裏磐梯、妙高高原、蔵王坊平――。登山ブームを背景に、クロカンの愛好者も少しずつ増えている。だが、道具やスキー場など、アルペンスキーとちがって情報は少ない。水平さんは96年春からホームページ(http://www.WeLoveXCSKI.com/)を開設し、クロカンの情報を提供している。