障害者ノルディックスキーワールドカップ2002

関係各位の皆様へ

 1月23日からフランス、1月30日からオーストリアで障害者ノルディックスキー
のワールドカップが開幕します。
 この大会にソルトレーク代表選手や強化選手が出場します。
 特に、ソルトレークまで40日となり、本番へ向けた最後の国際大会です。大会日
程、出場メンバーは以下の文書をご覧ください。
 現地の接続環境が良ければ大会模様をリアルで発信します。
 多くの皆様の応援をよろしくお願いします。

日本チーム 監督 荒井 秀樹

日程表

日数
月日(曜)
都市名
現地時間
交通機関
摘      要
  1月21日(月)

札幌(千歳) 発
東京(成田) 着

14:30
16:00
JL-562 <成田東急ホテル泊>
1月22日(火) 東京(成田) 発
チューリヒ 着
チューリヒ 発
ジュネーブ 着
ムート 着
12:40
17:25
18:25
19:20
21:30頃
SR-169

SR-020

スイス航空 チューリヒ経由にて、ジュネーブへ着後、バスにてムートへ
1月23日(水) ムート     練習・調整日
開会式
1月24日(木) ムート     クラシカル テクニック
5km  男子・女子スタンディング
2.5km 男子・女子シッティング
1月25日(金) ムート     バイアスロン トレーニング
夕方:クラシカル表彰式
1月26日(土) ムート     バイアスロン
7.5km 男子・女子
スタンディング・シッティング
1月27日(日) ムート     フリーテクニック
20km 男子スタンディング
15km 女子スタンディング
7.5km 男子シッティング
5km  女子シッティング
1月28日(月) ムート 発
シリアン 着
午前
夕刻
専用バス オーストリア・シリアンへ移動

1月29日(火) シリアン     練習・調整日

1月30日(水) シリアン     13:00-15:00
バイアスロン非公式トレーニング
10 1月31日(木) シリアン     13:00-15:00
5km フリースタイル公式トレーニング
11
2月1日(金) シリアン     10:00 5km フリースタイル
14:00-15:30バイアスロン公式トレーニング
12
2月2日(土) シリアン     09:30 7.5km バイアスロン
13:30-15:00オフィシャルトレーニング
13
2月3日(日) シリアン     10:00 10km クラシカル
14 2月4日(月) シリアン 発
ミュンヘン 発
チューリヒ 着
チューリヒ 発

10:55
11:50
14:00

SR-3553

SR-168
スイス航空 チューリヒ経由にて、帰国の途へ

15

2月5日(火)

東京(成田) 着
東京(羽田) 発
札幌(千歳) 着

09:50
15:00
16:30

JD-115

 


選手団名簿

〔選  手〕 順不同・敬称略

No.
氏   名
クラス
備   考
くぼた久保田 りょういち亮一 LW11 1月21日 札幌/羽田2月5日 羽田/札幌
2 くぼた久保田 としこ子 LW11 1月21日 札幌/羽田2月5日 羽田/札幌
3 のざわ野澤 えいじ英二 LW10 1月21日 札幌/羽田2月5日 羽田/青森
4 ふかさわ深沢 しゅんじ春二 LW10 1月21日 札幌/羽田2月7日 羽田/札幌
5 こばやし小林 みゆき深雪 B2 1月21日 札幌/羽田
6 こばやし小林 みのる稔 B1 1月21日 札幌/羽田
7 たかはし高橋 まさみつ正充 B1 2月5日 羽田/札幌
8 でんだ伝田 ひろし寛 LW6/8 1月21日 札幌/羽田
9
にった新田 よしひろ佳浩 LW6/8 東京発・着

10

できじま出来島 ももこ桃子 LW6/8 1月21日 札幌/羽田


〔スタッフ〕 順不同・敬称略

No.
氏   名
職 務
備   考
1 あらい荒井 ひでき秀樹 監 督 東京発・着
2 いけだ池田 ともあき智昭 コーチ 1月21日 札幌/羽田2月7日 羽田/札幌
3
あらい荒井 ゆきはる幸治 コーチ 1月21日 札幌/羽田2月5日 羽田/札幌

4

たけはら竹原 けんすけ健介

ワックス

1月21日 札幌/羽田2月5日 羽田/札幌

5
こばやし小林 たかし卓司 ガイド 1月21日 札幌/羽田2月10日 羽田/札幌
6 おおだいら大平 のりお紀夫 ガイド 1月21日 札幌/羽田
7 こいずみ小泉 ひろみ洋美 ガイド 1月21日 札幌/羽田2月5日 羽田/札幌
8 きやま城山 ともこ朋子 通 訳 東京発・着
  1. 2002ワールドカップ開幕!:2002.01.24

    ソルトレーク前哨戦とも言える「IPCワールドカップ第1戦フランス大会」が開幕した。
    15カ国105名のエントリーの中、白熱したレース展開になるだろう。
    午後3時30分キャプテンミーティングでドローが行われ、
    シットスキー男子5k、女子2.5k、ブラインド男女5k、LW立位男女5kのスタートが決定した。
    いよいよ10:00スタート。
    女子シット久保田とし子は1番スタート、ブラインド男子は27名選手中、小林稔27番目スタート。
    LW立位男子19名中、新田佳浩19番目スタートとタイムチェックには有利なスタート。
    今、外は雨。ワックス担当コーチ竹原・荒井(幸)の作業はまだ続く。
    チームミーティングでは、ターゲット選手の状況やレース展開を選手に伝え全員気合が入る。
    B1の世界最速が全員揃っている!小林稔のガイド大平が「ほら〜稔さん、やるしかないよ〜」と檄をとばす。
    クラシカルを得意とする新田、高橋ら静かに燃える。
    今日の予報も雨。壮絶な戦いになるだろう。
    日本の皆さんの応援をよろしくお願いします。
    (現地時間1月24日AM2:00)
    日本チーム監督 荒井秀樹

  2. 新田、深雪、惜しくも4位!: 2002/1月24日午後4:45

    2002IPCワールドカップ・ノルディックスキー第1戦フランス大会
    第1日目 短距離走クラシカル

    朝から激しい雨、コースが変更され実施された。
    コースに水が浮き、池のような箇所もあった。
    選手控えのテントの中も川のように水が流れている。
    シットスキー男子5k、女子2.5kがスタートした。
    このコース状況では強いパワーが要求される。
    外国選手とのパワーでは劣る日本選手にとっては苦しいレース展開となった。
    女子、ノルウェーの鉄の女ミュクレブストが3位という波乱があった。

    男子シットスキー5km
    1. WEBER Ruedi LW11 SUI 17:56.4
    17.野沢 英二  LW10    21:12.9
    20.久保田亮一 LW11 22:19.2
    22.深沢 春二  LW10    22:53.0

    女子シットスキー2.5km
    1.TRIFONOVA Svitlana LW11 UKR 10:32.9
    6.久保田とし子 LW11         11:43.8

    ブラインドのレースでは、フリーを得意とする小林稔が、クラシカルでどういう滑りをするかを注目した。
    コース上のラインどりが難しい状況で男女ともB1選手の苦戦が特徴的だった。
    ロシアのB1ValeriとSergeiはガイドの拡声器ルール違反で失格となった。
    日本から抗議したものである。
    B1クラスのみの成績であれば、小林1番、高橋3番の結果であった。
    小林深雪は惜しくも4位、フランスのB1、Fabienne、EmilieとデンマークのB1Anne Metteに競り勝ったが表彰台を逃した。

    男子ブラインド5km
    1.MCKEEVER Brian B3 CAN 13:53.5
    8.小林 稔      B1 15:37.1
    12.高橋 正充 B1  17:25.8

    女子ブラインド5km
    1.ILIOUTCHEKO Tatiana B3 RUS 18:15.6
    4.小林 深雪        B2   20:05.9

    LW立位、新田佳浩6秒差の4位。トップからも16秒差の大健闘だった。
    ワールドカップはシット、ブラインド、立位の3クラスで争う。
    パラリンピックは、各障害別に短距離、中距離レースが実施される。
    新田はLW6/8クラスでは2位。ドイツのトーマスに6秒勝ち。同じクラスの伝田も健闘した。
    ソルトレークに向け順調な仕上がりを見せている。
    初出場の出来島桃子も頑張り自己のタイムも大きく更新している。

    男子LW立位5km
    1.HAUGEN Kjartsn LW4 NOR 14:45.5
    4.新田 佳浩    LW6/8   15:01.4
    8.伝田  寛     LW6/8   15:47.4

    女子LW立位5km
    1.VESTENGEN Siw Kristin LW9 NOR 17:15.0
    6.出来島 桃子       LW6/8  25:25.6


    新田、伝田の頑張りが大きく光ったレースだった。
    いかに自分を追い込むかということでは、外国選手に負けていない。
    日本のブラインド選手は、レースになると萎縮してしまうようだ。
    もっと、ガイドと一緒に争う姿勢を前面に出してほしい!
    ガイド大平、小泉、小林(卓)の選手を叱咤激励する声が、
    ムートの森にこだましていた。
    日本からメールが届いた。
    「雨降って地かたまる!」
    ガンバレ!日本。

  3. バイアスロン公式トレーニング:1月25日午前7:15

    2002IPCワールドカップ・ノルディックスキー第1戦フランス大会
    第2日目 バイアスロン公式トレーニング

    一日続いた雨もようやく上がり、明日行われるバイアスロン競技の公式トレーニングが実施される。
    今回のレースは、シット・立位とも2.5kmのコースを5周して、1周ごとに5発の射撃をするバイアスロン長距離レースです。
    12.5kmのフリーテクニックと20発の射撃、1発はずすと1分のペナルティー。
    シットの選手にとっても大変過酷なレースで、クロスカントリースキーの種目でも女子シットは10kmまでしかありません。
    12.5kmバイアスロンは本当に強いもの、確実にヒットできる射撃の力が証明されるレースです。
    昨日のレースの結果について夜、ガイドとブラインド選手でミーティングを自主的に行っていた。
    「なぜ練習どおりの力が出せないのか・・・」ガイドから選手から思い思いの発言があった。
    全盲の高橋正充と小泉洋美、全盲の小林稔と大平紀夫、弱視の小林深雪と小林卓司。
    選手とガイドの信頼や絆・・・いろんなものが、一つ一つ大きく成長している。
    このワールドカップは結果を出すことも大切だが、普段の練習では出来なかったチームの絆をもっと深めていくことが大切だ。
    昨日も大雨の中、多くの方のボランティア。そして、小学生たちの声援!雨の中、最後まで応援してくれた。ただただ感謝。
    選手は主人公だが、こういう多くの人たちで障害者スポーツは支えられている。
    日本からもたくさんの応援メールと企業からも支援をしていていただけるうれしいニュースも入ってきた。
    午前9時から射撃練習、午後3時キャプテンミーティング、夜6時村主催の歓迎会と続く。

  4. 2002IPCワールドカップ・ノルディックスキー第1戦フランス大会
    第3日目 バイアスロン長距離競技:
    1月27日午前4:15

    雨もおさまり天候も回復の方向に向かっている。
    しかしコースはアイスバーン化し、下りにB1(全盲)選手のためのホールディングゾーンが設けられた。
    シットスキー10:30スタート、スタンディング12:30スタート。
    各スタート前1時間、シューティング練習が行われた。

    シットスキー男女とも、走力・射撃とも外国選手のパワーと射撃のレベルの差で苦しいレース展開となった。
    ウクライナが1位、3位を男女とも占め、強さを見せつけた。

    男子シットスキー12.5km
    順位  氏名       クラス 国名 射撃ペナルティー 合計タイム
    1. KOSTYUKLW Yuriy LW11 UKR 1−0−0−0 45:34.2
    20.久保田亮一      LW11     2−4−3−4 73:46.4
    21.深沢 春二   LW10     4−5−4−4 77:24.6
    野沢 英二  LW10    途中棄権

    女子シットスキー12.5km
    1.TRIFONOVA Svitlana LW11 UKR  1−2−0−0 55:40.8
    7.久保田とし子  LW11     5−4−3−5 80:24.7


    ブラインドのレース、小林稔・小林深雪の松本盲学校OBに期待がかかった。
    しかし、小林深雪は夜から体調を崩し、苦しいレースだった。高熱もあり明日のレースはキャンセルした。
    小林稔は、3周目の下り、アイスバーンにスキーがとられ木と岩に激突するアクシデントがあった。
    病院へ搬送され、骨には異常はないが顔面を強く打撲した。
    ここまで6位につけ、3位とも数秒差であったが、安全管理も問われる大会となった。
    スウェーデンB1選手も怪我をした。
    視覚障害のシューティングでは満射をそろえる選手はいなかったのも特徴的だった。
    男女ともドイツが優勝した。日本の高橋正充は善戦した。

    男子ブラインド12.5km
    1.HOFLE Fanck  B2 GER 0−0−1−1 47:51.6
    14.高橋 正充 B1   3−3−0−3  68:46.8

    女子ブラインド12.5km
    1.BENTELE Verena B1 GER 1−0−2−0 63:48.5
    5.小林 深雪     B2    1−1−2−1 77:40.4

    LW立位、伝田寛に期待がかかる。公式練習でも確実に命中させている。
    しかし、上位5位まではすべて満射でハイレベルのレースとなった。
    伝田は4回すべて満射で7位と大健闘した。
    新田佳浩は走力でがんばったが射撃のミスが響いた。
    出来島桃子は初の国際レース、初めてのバイアスロンを戦った。

    男子LW立位12.5km
    1.OELSNER Thomas  LW6/8 GER 0−0−0−0 44:35.2
    7.伝田  寛     LW6/8    0−0−0−0 50:59.0
    14.新田 佳浩     LW6/8    1−0−3−2 55:07.1
    女子LW立位12.5km
    1.VAN DER BUNT LW6/8  NED 0−0−0−0  55:20.4
    5.出来島 桃子  LW6/8   5−5−5−5 107:29.9


    キャプテンミーティングで
    初日のレースで、ガイドの拡声器違反があった。ルールではガイドの肉声のみで行う。
    また、ガイドが拡声器を使うことは認められている。
    今回は、この拡声器にカセットを内臓して録音した声を流していた。
    ガイド・選手とも失格となった。
    また、クラシカルレースでスケーティングする走法違反の選手がいた。
    ビデオテープを証拠として提出し、抗議した。
    抗議提出時間を過ぎていたために認められなかったが、選手に警告書をTDから出すことになった。
    4位の新田の上位選手であったために、非常に残念だ。
    他の選手も走法違反者がいたと聞いている。
    IPC大会のレベル向上を図らなければだめだと思う。
    サングラス検査もシット検査もない大会だった。

    今日、いよいよフランス最終日、稔・深雪を欠いたレースとなるが、
    新田・伝田が調子もよく、いいレースになるだろう。
    シットスキーも長距離では、どう展開するか挑戦したい。
    ワックスも終わり、もう朝をむかえるだけだ!
    日本の皆さんの声援をお願いします!
    外は強風、朝9:30スタート。


  5. 2002IPCワールドカップ・ノルディックスキー第1戦フランス大会
    第4日目 フリー長距離競技(現地時間:1月27日午後3時00分)

    昨夜からの強風と激しい雨ため最終日のフリー長距離レースは中止となった。
    出発直前、バスに乗り込む時に中止決定の知らせ。
    明日、第2戦オーストリア大会に向け撤収作業を行った。
    体調を崩している小林深雪は日曜日のため病院は休診。
    明日以降、様子を見る。
    小林稔は怪我がひどく、オーストリア大会をキャンセルし、帰国準備をしている。
    チームはバスで10時間かけ、オーストリア・シリアンへ移動する。

    2002IPCワールドカップ・ノルディックスキー第2戦オーストリア大会日程
    2月1日:5kmフリー
    2月2日:バイアスロン7.5km
    2月3日:10kmクラシカル

    フランス大会が終わり、多くの皆さんからいただいたご声援ありがとうございました。
    選手も確かな手ごたえを感じたレースでした。
    オーストリア大会でも、日本選手元気いっぱい暴れてきます!!

  6. 2002IPCワールドカップ・ノルディックスキー第2戦オーストリア大会:1月31日(現地時間3時30分)
    2月1日:5kmフリー
    2月2日:バイアスロン7.5km
    2月3日:10kmクラシカル

    第1日目

    波乱のフランス大会を終え、第2戦オーストリアに舞台を移した。
    小林稔・大平紀夫コンビは無事に帰国した。稔選手の一日も早い完治を祈る。
    オーストリア入りしたがホテル事情が悪く、メールなどインターネットが出来ない環境だった。
    ボランティアの青年たちが他のホテル、観光案内所などいろいろなところを案内してくれた。
    やっと、郵便局の事務室から通信することができている。
    ドライバーのトニーたちの自分のことのように探してくれたことに感謝する。
    また、快く提供していただいた郵便局のシュナイダーさんにお礼を申し上げる。
    ただ、2日3日は週末でクローズ。通信は難しいだろう。

    いよいよ明日、短距離競技シット男子5k、女子2.5k。立位男女5kのレース。
    17:00よりキャプテンミーティング。
    オーストリアのイタリア国境近く標高1200mの村シリアンから車で30分。
    雪不足の中で開催される。選手らはみな元気!
    明日に備え、順調な仕上がりを見せている。
    雪がないために、短いコースを周回して実施、コースも狭く細心の注意が必要だ。
    スウェーデンのB1選手がシットスキー選手と衝突し、大怪我をした。
    このような大会運営がいつも問題にされている。

    今日の午後、バイアスロンのシューティング練習があった。
    小林深雪、伝田寛は満射を繰り返す。あさってのバイアスロンに期待したい。
    新田佳浩は地元の学校へ講演に出かけた。
    ノルウェーのヘンリクセン、デンマークのアンネメッテとともに。
    海外でも、パラリンピックを知ってもらい応援してもらうことが大切だ。
    地元の子供たちの声援も日本チームの風にして、いいレースを戦いたい。

    シリアンの郵便局から
    (現地時間3時30分)
    荒井 秀樹

  7. 2002IPCワールドカップ・ノルディックスキー第1戦オーストリア大会
    第2日目 フリー短距離競技

    心配した雪不足も、会場をシリアンから30km山頂に入ったところで開催する。
    日本に帰国した小林稔からメールが届き、全員ホッとした。
    稔さんや安彦君や篠原君、西村君のID(知的障害)選手の分まで頑張ろうと選手らが語る。

    (小林稔選手のメール)
    Subject: ご心配おかけしました

    > 今日は。松本の小林です。
    > 大変みなさんには、ご心配おかけしましたが、無事に日本に着き、病院にも行っ
    > て来ました。
    > フランスでの診断どおり、首から下は異常ないそうです。
    > 今日、歯医者に行き、歯の治療が始まりました。
    > 医師と相談し、練習や大会などと調整しながら治療する予定です。
    >
    > 日本チームの様子はどうでしょうか?
    > ボクの分まで精一杯頑張ってきてください。
    > 日本から応援しています。
    > がんばれ日本!!

    > 小林 稔  
    > 長野県松本盲学校理療科教諭


    2月1日、10:00いよいよスタート。
    選手たちも連戦で疲れをためないようにして、今日から3レースが始まる。
    IPCノルディックスキーのワールドカップは、シットスキー・ブラインド・スタンディングの3部門で争う。
    ソルトレークパラリンピックでは短距離・中距離種目においては、障害クラス別での争いになる。
    この大会で入賞することも我々の目標だが、障害クラスごとにした場合、
    日本選手の位置を確認する上でも、それを占う重要なレースだ。
    スケーティングを得意とする伝田寛選手は前半新田佳浩選手に8秒リードを許していたが、
    後半ピッチをあげ9秒差をつけてゴールした。
    スタンディング全体では11位と健闘し、LW6/8クラスでも本番に向け順調な仕上がりと言えるだろう。
    小林深雪選手も、体調が戻りつつあるので明日のバイアスロンにかけ、シューティング練習も順調だ。
    高橋正充選手もシューティング練習に参加した。
    最終日のクラシカルレースに新田・高橋が挑戦する。
    シットスキーの久保田とし子選手は前半、快調な滑り出しだが外国選手のパワーの強さに押されているが、
    上位選手との差を縮めてきている。
    あと2レースとなり、本番まで30日近くとなった。やれることはすべてやり、悔いの残らないように選手たちも頑張っている。
    スタッフも彼らをサポートし、ともに戦いたい!!

    今日は、パブの事務室の電話を借りてメールをしている。マスターのオット氏に感謝!感謝!
    (現地時間2月1日午後4時30分)

    (リザルトは、日本障害者クロスカントリースキー協会事務局へ問い合わせください。)

  8. 2002IPCワールドカップ・ノルディックスキー第1戦オーストリア大会
    第3日目 バイアスロン競技(7.5km)

    天候 晴れ。
    練習でも満射を連発していた小林深雪、伝田寛に期待がかかる。
    ブラインドクラス女子がスタート.。ノルウェーのトネと互角の滑りを見せていたが
    1回目のシューティング、小林深雪は3発、2回目も3発外し9位。
    思わぬ射撃の不振に、修正を図るため日本に帰り、
    より実践的なトレーニングを入れたミニキャンプを小林卓司ガイドとともに行う。
    LWスタンディングクラス男子は、伝田寛の確実な射撃力がついている。
    フランス大会に続き満射を繰り返した。
    しかし外国有力選手は全員、個人銃でガス銃を使用している。
    伝田は組織員会のレンタル銃で、1発ごとに弾を入れ替えるため非常に時間がかかる。
    2分はロスしているため本番には伝田の個人銃を持ち込みたい。
    伝田寛は、前日のフリー競技やバイアスロンでも一番力をつけた選手だ。
    高橋正充、久保田とし子、深沢春二ら代表組みも健闘した。
    新田佳浩はエントリーしていない。
    野沢英二選手が転倒し、指を骨折するアクシデント。
    病院で治療をうけ、明日のレースはキャンセルする。

    シットスキー男子
    23位 深沢春二
    24位 野沢英二
    25位 久保田亮一
    シットスキー女子
    8位 久保田とし子
    ブラインド男子
    22位 高橋正充
    ブラインド女子
    9位 小林深雪
    LWスタンディング男子
    6位 伝田 寛
    LWスタンディング女子
    7位 出来島桃子

    (現地時間2月2日午後7時30分)

    (リザルトは、日本障害者クロスカントリースキー協会事務局 花沢まで、お問い合わせください。)

  9. 2002IPCワールドカップ・ノルディックスキー第1戦オーストリア大会
    第4日目 クラシカル競技10km

    フランス、オーストリアと転戦したワールドカップも、いよいよ最後のレースとなった。
    LWスタンディングがスタートし、ビブNo8新田佳浩が飛び出していった。
    この日、シットスキーとスタンディングのスタート順を変えて行われた。
    タイムチェックの幸治コーチも気合が入る。気温−8℃、雪温−4℃、人口雪でグリップワックスが大きなポイントになりそうだ。
    前半快調に飛ばし、3k地点で2番手、優勝候補ノルウェーのステンに2秒勝ちの展開。がぜんコーチたちのチェックと情報が伝えられる。
    伝田寛も11番手で頑張る。
    今日は日曜日、地元の人たちや子供たちがパラリンピック選手たちに「ブラボー!!」と声をかける。
    昨日のミーティング、新田は選手を代表して決意を語る「明日は稔さんの分まで走ります」
    ノルウェーのステンにジリジリと差を詰められてきた。7K地点、15秒負けの3位に落ちた。
    体調が完全ではなく、後半の頑張りをコーチやチームメイトから声が飛ぶ。
    ブラインド女子もスタート、小林深雪もいい。タイムチェックが慌しくなる。
    レースは障害クラス別にどんどんスタートしていく。
    したがって、別々のタイムチェックをこなしていく。各選手のハンデを%に換算しているため複雑だ。
    新田は歯を食いしばり30秒後ろスタートのステンとともにゴール。3位入賞!
    深雪も小林卓司ガイドの「深雪、ついて来い!ほら!ついて来い!」の励ましに最後まで頑張る。
    ゴールし倒れるが7秒差の悔しい4位。小林卓司ガイドが「頑張ったな、もう少しだ」。
    ソルトレークにつながる大きな成果と課題がでたワールドカップ、ガイドも選手も、コーチ陣も強い闘志がわいてきた。

    新田佳浩 談
    「前半、ステンに勝っていると監督から聞き、頑張ったが持たなかった。
    風邪をひいたりして練習が思うようにいかなかったので、あと一ヶ月、本番に向けて最高の状態に持って行きたい。
    応援していただいている皆さんにお礼を言いたいです。」


    シットスキー男子
    20位 久保田亮一
    22位 深沢春二
    シットスキー女子
     久保田とし子 体調不良のためキャンセル
    ブラインド男子
    20位 高橋正充
    ブラインド女子
    4位 小林深雪
    LWスタンディング男子
     3位 新田佳浩
    10位 伝田 寛

    応援をいただいた皆様に心から感謝申し上げます。
    いくつかのアクシデントがありましたが、選手たちは順調な仕上がりを見せています。
    伝田、新田というLW6/8コンビは世界と互角の力をつけてきました。
    ブラインドの高橋、小林深雪もガイドとの連携もうまくいくようになっています。
    小林稔が復調すれば、B1クラスのすばらしいレースが期待できるはずです。
    今までにない、ハイレベルのパラリンピックになると思います。
    シットスキーはあらためて、世界のパワーの力の凄さを見せつけられたレースでした。
    代表選手らのイメージを大切にして、トレーニングしていきたいと考えます。
    あと残された1ヶ月を悔いの残らないように頑張って行きたいと思います。
    スポンサーの皆様、応援いただいた多くの皆様、もうすぐ、オリンピックが開幕します。
    ソルトレークをめざし!3月7日。いよいよです。
    多くの方々のお力を、このパラリンピック選手たちに今一度、後押しいただいて彼らの夢を実現したいと思います。
    チームを代表して心よりお礼申し上げます。

    ソルトレークパラリンピック
    ノルディックスキー日本チーム
    監督 荒井 秀樹

    (現地時間2月3日午後5時30分)
    (リザルトは、日本障害者クロスカントリースキー協会事務局 花沢まで、お問い合わせください。)