• 2001年2月12日、裏磐梯の池田コーチ企画でロシニョールの2001年モデルの試乗会がありました。
    今回はその模様をお届けします。
  • 前日からの大雪で直前になって参加出来なくなった(来れなくなった)方もいらっしゃいましたが、集まったメンバーは全員、意欲的な方達ばかりで、熱っぽい試乗会となりました。
  • 先ずは休暇村の多目的ホールで新しいモデルの特徴の説明から始まりました。

  • 特徴としては、先ず、滑走面。
  • この滑走面はワックスの染み込みが従来の板(他社製品も含む)に比べて格段に良くなっているそうです。
  • このことによって、スキーのチューンが楽になるばかりでなく、買った年から、「滑る板」になる、という利点があります。
  • 現に、今シーズンの大会で、他社の板を履いた選手は昨年以前のモデルを履いて参戦しましたが、ロシニョールのチームは、この新しい板を履いて参戦し、上位入賞を果たしているそうです。

  • 次にベンドの硬さ。
  • 従来よりも硬めに出来ているだけでなく、独自の構造で、踏み込むことによってベンドのしなりが推進力に結びつく設計になっているそうです。
  • ベンドの硬さについては左の画像の上から3番目の、池田コーチが板を持っている写真を見ていただければ、感じが判ると思います。
  • かなり強いベンドですが、硬いだけでなく、ある種のしなやかさも併せ持った、独特の感触でした。
  • そして、ストラクチャー。
  • 「ハ」の字についたストラクチャーが特徴的です。
    (上から4番目の画像)
  • 今回は、裏磐梯の雪質に合わせ、オリジナルのストラクチャーの他に池田さんが数種類のストラクチャー加工を施した板も用意されました。

  • 板の選択は、ハード、ソフト、そして長さにより分かれていますが、基本的にはソフトで充分対応できるとのこと。
  • 又、板は長さではなく、体重で選ぶのがロシニョールの特徴の一つです。
  • この結果、多くの場合、従来の板よりも短い板を選択する結果になります。

  • 短くなることにより心配される直進性、滑走性は、滑走面の良さと、ベンドの効果により補完され、むしろ、短いことによる板のとりまわしの良さが際立つ結果となります。
  • また、近年の動きとして、ピッチ走法が主流となりつつありますが、そうした流れにもフィットすることに繋がっています。


  • 事前に基本的な知識の説明が終わった後、実際に雪の上に出て、試乗会が行われました。
  • 用意された板は全部で6種類です。
  • ストラクチャーが、A、B、Cパターンとオリジナル、合計で4パターン、バインディングはAからCまでがサロモン、オリジナルはロッテフェラーです。
  • 長さは176cm(Aパターン)、186cm(A,B,Cパターン)、194cm(Aパターン)、186cm(オリジナル:ロッテフェラー)という組み合わせでした。
  • 板のグレードは最上機種のX-ium SKATE一種類です。
  • ストラクチャーで言えば、オールマイティーのオリジナルよりも、池田コーチのつけたAからCまでのストラクチャーの方が裏磐梯の雪質には良く合っていました。尚、ワックスはストラクチャーや板の長さの違いをより判りやすく体感できるように全て同一です。
  • コースは平地と登りのあるコースで試走しました。
  • どの板が一番滑ったかは、参加者のフォームや体格、体重の違いにより様々でしたが、短い板から長い板に乗り換えても、長さを感じさせない(もたつかない)のは、ベンドの特質に起因するように思われました。
  • どの板もとても乗りやすく、ベンドの効果で適度に反発し、キックの切れが良くなって、自分の技術が向上したかのような錯覚を覚えました。
  • また、滑走面と板の形状(多少カービングがかかっています。)の効果か、食い付きと操作性がよく、とても扱いやすい板で、板を履いていないかのような感覚を抱きました。
  • 最後の画像はAVIの動画です。板が良く滑っていること、回頭性の良さがこの動画でよくわかると思います。
  • 試乗会は午前中で終わりました。その後、池田コーチから再度、板の特徴について説明がありました。
  • 皆、試乗した後だったので、活発な質問が相次ぎました。
  • 私(MIZUHI)は、昔のロシニョール、フィッシャー、マドシャス、アトミックと乗り継いできましたが、今回のロシニョールは、そのどの板とも明らかに違う、履きやすく、操作しやすい板でした。
  • 参加者の方も同じような感想を持ったのか、何人かの方が、その場で発注していたようです。
(画像をクリックしてください。
AVFILE動画が再生されます。)
  • 近年、クロスカントリースキーの道具は、板、靴、バイディングなど多岐にわたって技術革新が盛んで、そのフィードバックは製品となって毎年のように変わっています。
  • 他のメーカーも様々な変革を道具に反映させています。
  • どの板を選ぶかは自分の好み、技術、経験、体格などにより異なるので一概にどれがベストとは言えないとは思いますが、今回のようにじっくりと一つの板を履いてテストできると、自分に会う板にめぐり合えるチャンスが増えると思います。
  • 只一つ言える事は、自分に合った、良い板を履くことは、タイムの向上以外にも、自分のスキルをアップさせる効果があるということです。
  • 今回、池田コーチに頼まれて、試乗会のお手伝いをさせて貰いましたが、自分にとってもとてもよい経験になりました。
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